一般的には残業はしないで済むに越したことはないと考えられていますが、エンジニアの場合には人によっては適度にあった方が良いと考える場合もあります。
メリットとして挙げられるのは、給与が増えることです。残業手当が出る範囲内で働いていれば、その分だけ手当が付いて収入が増えるのはモチベーションを上げるのにつながります。
また、エンジニアの場合には現場経験を積むのにも適しているのが残業であり、自分のペースでしっかりと実力をつけて将来性を高めることが可能です。
エンジニアの価値は経験によって大きく左右されるので、安易に残業がなければ良いと考えてしまうと他のエンジニアに比べて価値が低くなってしまう可能性があります。そのため、人によっては適度に残業をして成長を遂げていった方が良いと考えられるようです。
一方、残業のデメリットは、言うまでもなく体力的な負担が大きくなりがちなことであり、強制力が強い場合には精神的な負担も大きくなることも挙げられるでしょう。休む時間も気晴らしをする時間もあまり確保できなくなってしまうからです。
また、結婚して家族と生活をともにするようになると、うまく折り合いを付けるのに苦労することにもなるのが問題だといえます。あまりにも過酷な残業を虐げられる企業も中にはあるようで、エンジニアは、その理想と現実のギャップに悩み、転職を考えるまでに至る方もいるほどです。※IT業界の残業問題について考察しているサイト:【http://itengineer-overtime.com/】
上記のことから、残業をするメリットとデメリットを理解して、自分なりの考え方を持っておくことが重要です。それを根拠にして就職先や転職先を選ぶようにすると、仕事に対するモチベーションを維持しつつ、良好な私生活も送れるようになります。
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